JackMasaki’s blog

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Oculus Quest向けのビルドとコントローラの表示メモ

いよいよOculus Questが発売されますね。

ということでUnityでOculus Quest向けのapkファイルをビルドしたりコントローラを表示するところまでの覚え書きです。

Oculus Questの開発をUnityで行うにあたりOculus Integrationを使用します。

assetstore.unity.com

-使用した環境-

  • Unity 2018.3.14f1
  • Oculus integration 1.36
  • Android SDK
  • JDK 1.8.0_152

Oculus Goと同じくベースはAndroidOSなので、Android SDK及びJDKが必要になります。この辺りは記事が多く書かれているので省略。

また、Scripting BackendをIL2CPPにする場合はAndroid NDKも必要になります。

developer.android.com

-Quest向けビルド-

Quest向けにアプリをビルドする際には、Switch PlatformでPlatformをAndroidに切り替えた後、 OVR ManagerのTarget DevicesをQuestに変更する必要があります。

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(PlatformをAndroidに切り替えないとTarget Devicesは表示されません)

Assets/Oculus/VR/Prefab/のOVRCameraRigにあらかじめアタッチされているのでPrefabを利用すると楽です。

-コントローラの表示-

Oculus QuestのコントローラはOculus RiftSと共通のものになります。 Oculus QuestのコントローラモデルはOVR Controller Helperの

public GameObject m_modelOculusTouchQuestAndRiftSLeftControllerと、 public GameObject m_modelOculusTouchQuestAndRiftSRightControllerに設定します。

Assets/Oculus/VR/Prefab/には既に設定済みのPrefabであるOVRControllerPrefabが用意されています。

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OVRControllerPrefabをOVRCameraRig/TrackingSpace/LeftHandAnchor/LeftControllerAnchor/とOVRCameraRig/TrackingSpace/RightHandAnchor/RightControllerAnchor/直下に配置します。

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Edit→Preferences→External ToolsにAndroid SDKのパスとJDKが設定されているか(IL2CPPの場合はNDKも)を確認したらPlayerSettingsからbuildします。

OvrAvaterのビルドに時間がかかるのでお茶をすすります

Oculus Questを開発者モードに変更し、adb installを使ってアプリをインストールします。

詳しくはこちらや他のサイトでも紹介されているので割愛します。

www.moguravr.com

動かして確認できたら完成です!やったー!